いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

料理の位置付け

私は、お料理はあんまり好きではありませんでした。というか、今でも好きではない、です。

 

家族の「あれは食べない」「これは嫌い」を考慮してメニューに悩む。

スーパーを歩き回って買い物をして、よいしょよいしょ💦と家に運び込む。

狭いキッチンに幽閉状態で、だるい足で立ちっぱなしで、何品か同時進行できるよううまく段取りしながら、ただひたすら、ジャブジャブ、サクサク、ザクザク、カッカッ、ジャージャー、コトコトと、作る。

お鍋やザルやボールや小物…洗い物の山を片っ端からやっつけて、調理台を拭き、ゴミを始末する。

 

何時間も動き続けるロボットのよう。

 

心血体力注いで作っても、食べ終わってしまえばそれで終わり。一瞬で消えてしまう。

焦がしたり、煮込みすぎたり、味が濃かったり薄かったりして、必ずしも美味しくできるとは限らない。

 

作っても作っても食べ尽くされてしまうので、常に料理に追われて苦しい。

「私が食べたら、せっかく作ったものがなくなって、また作らなきゃいけない。それなら、食べないでこの一食分を残しといたら、明日のお昼ご飯に出せる。そしたら、明日のお昼ご飯作りの手間が省ける」と思ってしまって、自分がだんだん食べなくなってしまって、料理を味わう喜びを感じなくなっている(これはまずい…)。

 

家族は、食べたい時に食べたいだけ食べるけど、要らない時には、食べない。要求するわりには、ろくに味わってもいない(先日は、にんにく醤油味の炒め物を「トマト味」とのたまった😑。どうしてそうなる?)。

 

拭いて磨けば、目の前でどんどん汚れが落ちて光っていく、掃除。

洗って干せばふんわりときれいに仕上がる、洗濯。

やればやっただけのものがずっと形に残る、裁縫や手芸。

どれも、みんな、好き。

裏切らないから。

 

でも、料理には、裏切られる。ように感じます。

私にとってお料理は、労力に比例するだけの喜びや対価を感じにくいもの、なのです。

 

でも、このところ、自分の中での位置付けが変わってきたように感じます。

 

これだけ自分の気力体力時間を割いて向き合って、料理を作り出しているのだから、これって、かなり価値があるものなんじゃないか?と、ふと思ったのです。

きっちりと、カスタマイズした料理を作るように要求してくる家族には、たまには自由をくれと叫びたくもなるのですが、考えようによっては、家族が、私が作った料理をきっちり三食食べてくれる、というのは、幸せなことでもあります。バリバリと外で働いている女性たちを、自分の能力を社会に評価されることでお金を稼いでなんて素晴らしいんだろう、と、いつも尊敬の眼差しで見ているのですが、それはそれで当然素敵な一方で、私のやっていることも、これはこれでもしかしたら素敵なことのかも?と、ふと、思いました。フルタイムでお仕事をしている女性は、私のように時間をかけて料理をすることは無理ですものね。

 

家族は、自分の思い通りに私に料理を出してもらえて満足しているわけで、ただ、私が、自分の在り方に悶々としているだけのこと。それなら、あとは、私自身が、この現状をどう感じてどう捉えるか、だけの問題だなあ、と思い始めました。

 

私は、これで、いいのかな。

いいんだろうな、たぶん。

よしとしようかな。

できるといいな。

 

そんな感じです。

 

うちの夕食は、

まず、ご飯か、麺類。

そして、メインディッシュ。

さらに、野菜てんこ盛りのおかずを2品。

そして、野菜てんこ盛りのスープか、おつゆを1品。

デザートに果物。

必ず、この6品と決まっています。

 

先週末の3日間で作った、夕食の一部です。

 

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牛肉とシシトウとパプリカの炒め物

ヒジキと野菜のサラダ

煮物

豚ロースの角煮

 

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ピーマンとパプリカとキャベツのスープ

チキンの塩ダレ焼き

豚肉とオクラとミョウガの生姜醤油和え

サバ缶と野菜のトマト炒め

 

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人参と白菜の大葉和え

ゴーヤのもやしの炒め物

野菜カレー

きのことほうれん草のかきたま汁

 

なんだか、ぐちゃぐちゃ、っとしたものが多いですね。あんまり美しくない笑。野菜を多く使うことを意識すると、私の腕では、どうしてもこうなってしまいます。

 

ヤマザキのパン祭りのお皿や小鉢は、使い勝手がよくてとても重宝しています。

 

あー。今夜の夕食、どうしようかな。

…やっぱり、料理は、「好き」ではないな笑。