いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

役目を終えた学習机

降り注ぐ春の日差しで暖かさが嬉しくて、重い腰を上げて取り掛かりました。

用済みになっている、2階の子供部屋の学習机の分解です。

 

ずっしりと重い、質のいい、お値段お高めのデスク。色も、床の色調に合っていて、艶も健在。私の身長くらいまである二段重ねの本棚は、単体でも使える仕様です。

 

机本体はいつかまた使うこともあるかもしれないし、そもそも、私ひとりでは、とても一階に運び下ろすのは不可能なので、とりあえずこのまま置いておこう。二段の本棚だけは取り外して、処分しようと思いました。

 

我が家の歴史を振り返りながら、家具の全てをひとつひとつに目を向けてみたら、なんと、書棚の次に大枚はたいたのがこれでした(^^;)。

 

こんな大きな学習机、買わなくてもよかったなあ。子供が喜んでここに座って勉強したの、何回あったかしら。いや、きっと、何十回も何百回も?あって、ちゃんとお世話になったのでしょうが、もうほとんど覚えていません。リビングのダイニングテーブル一面にあれこれ広げてい勉強していた記憶しかないなあ。

 

さて。頑張ろうか。

ガチガチにきつく締まっているネジをひとつひとつ緩め、まずは上段の本棚を持ち上げて外して床へ。どっこらしょ。次に、備え付けのスタンドを外してから、本体との接合部分のL字ストッパーを取り外して、下段の本棚も、よいしょ。こっちは大きいから結構な重さ。床に傷をつけないよう、そーっとゆっくりと下ろしました。

 

ぱっと見、やたらと棚が多いので、分解もどんなに手間がかかることかとずっと憂鬱だったのですが、やってみるとそうでもなかったです。

壁を塞いでいた本棚がなくなり、平面机だけになると、部屋もずいぶん広い印象になりました。すっきり。

肩も背筋も凝ったけど、やってよかった。

 

今の時代は、こういう学習机を購入する家庭も減っているそうですね。勉強やパソコン作業用に、対面キッチンのカウンターの横やリビングの壁際に、ちょっとしたテーブルコーナーが作りつけられているとか。共働きのご家庭も増えていて、夜に時間を共有するために子供もリビングで過ごすようになっているんだろうし、マンションなどでは学習机を置けるほどのスペースも確保できないこともあるだろうし、時代の流れですね。

 

明日は、この外した棚たちを一階に下ろし、車に積み込み、粗大ゴミ処分場に持ち込もうと思います。ちょっと寂しい気もしますが、ゴミ屋敷にならないよう、こんな大きな断捨離も必要ですね。

 

断捨離、とても好きなんです。やればやっただけ、確実に目に見えて成果が出ますし。間違いなく見た目も気分もスッキリしますし。物の断捨離は、心の断捨離にもつながる感じがします。季節が春へと向かうにつれて、またあれこれと始めようと思います。