いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

梅と日本庭園

待ち遠しい春の訪れを感じる皮切りに、市内の庭園を散策してきました。約300年の歴史のある庭園です。小島も浮かぶ大きな池のあちこちに、赤い欄干の橋や石橋、アーチ橋。趣野ある茅葺きや柿葺きの茶室。市街地の喧騒も木々にかき消されます。

 

今日のお目当ては、梅。

初めて写真を載せてみます。うまくできるかしら。

 

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梅の花は、色は濃いけれど、下を向いて咲いているし、花数も少ないので、咲き誇る桜に比べると、ずいぶん控えめなイメージですね。それぞれの枝に、蕾から満開までお行儀よく並んでいます。寒さの残る季節に時には雪を積もらせながら咲く姿は、楚々とした美しさで、大好きです。

 

梅園を鑑賞したあとは、池のほとりへ。素敵な光景に出会いました。

 

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見えるでしょうか。

赤い和傘の中で寄り添う、紋付袴の新郎さんと、綿帽子白無垢の新婦さん。日本庭園に最高のマッチングです。

撮影をされていたようで、カメラマンさんが、大きな声で池の対岸から「じゃあ、次は、おふたり、見つめあってくださいー!」なんて指示も。

 

結婚するんだなあ。おめでとう。

結婚して家庭を持つって、ほんと、いろいろあるよ。大変なこと、たくさんあるよ。でも、同じくらいいいこともたくさんあるよ、きっと。

幸せになってね。

いや、幸せって、なるものじゃない。

作るもの。感じるもの。

二人で一緒に、そうしてね。

 

心の中でそっとつぶやきました。