いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

庭の雑草抜き

晴れやかな青空をバックに、近くのこじんまりとしたお寺のソメイヨシノがいくつか花を咲かせ、南風に揺れていました。春が来たんですね🎵。

 

今日は、腕も肩も背中も腰も脚も、重くてパンパンに張って、ピリピリとズキズキと痛み、冴えない1日でした。

今日の私が歩く姿といったら、カラータイマー点滅中、油切れのブリキのロボットみたいだったんじゃないかと思います。恥ずかし。

 

その理由ですが。

時間がないとか、疲れ気味とか、今日は寒すぎるとか、何だかんだと自分に言い訳をしつつ後送りにしてきた庭の雑草取りを、ついに昨日決行しました。

昨年の秋からほったらかし。秋から冬にかけてしっかりと根を張る雑草もあるので、なかなかの名勝負でした。2時間半、一本勝負。全部取り切れなかったから、私の負け、ですが、結構な量を抜きました。

 

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毎日ちょっとずつ抜けば、こんなに身体に負担をかけることもないのですが、どうも、性格上、そういう緩やかなのは苦手です。やり始めたら、一気に全部やり切ってしまいたい。汚れてもいい服装にわざわざ着替えたんだから、とか、また次にいつできるかわからないし、とか思っちゃって。

 

それに。

雑草を抜く作業は、キツイけど快感に感じている自分もいます。

 

雑草の種類によっては、芝生としっかりと絡み合っていて、よーく見ないと、どこまでが雑草なのか区別がつきにくいものもあります。オヒシバとか、スズメノカタビラとか。

芝生より緑が濃くて、少し幅のある葉。芝生の向きとは違って、放射状に生えてるひとかたまりの葉。

そういうのを見つけて、狙いを定めて、右手で小さな鍬を根元目がけて振り下ろし、ザクッザクッと何度か掘り起こしながら、葉を掴んだ左手をじわじわと根元の方へ。指をできるだけ土の中に埋もらせて、ギュッと根元を掴んで、かすかに左右に揺らしながら、じわーっとゆっくりと上へ引きあげていく。そうすると、突然ある瞬間、つまんだ根元がふわっと浮くのです。その感覚が来たら、力を強くして一気に引っ張る。そうすると、小さくバリバリっという音がして、根っこごとスーッと抜けていく。

この瞬間のこの感覚が、何というか、ほんとに気持ちいいんです。

おお!スッキリ!してやったり!

結構クセになります。

 

カタバミも抜きにくいのですが、それよりも、いちばん手こずるのが、この雑草。

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チチコグサという名前らしいです。この草、うちの庭ではなかなか態度がでかくて、じゃんじゃん横ばいして増えていきます。形は可愛いのですが、とんでもない奴です笑。成長すると、あまり美しくもない花も咲いてしまうし。でも、根の食い込み方が半端じゃなく強くて、ちょっとやそっとの力では太刀打ちなりません。抜くには渾身の力が必要。今日の疲労困憊の最たる犯人は、きっとこのチチコグサですね。

 

雑草抜きが嫌いでない理由がもう一つ。ものすごく「無」になれる時間だから、目の前の草だけに集中できて、頭の中から日常や雑念が抜けて、結構気晴らしになってる感じがします。終わって目を上げた時にスッキリした庭が目に入るのも、気分がいいものです。

 

今回抜き切れなかった庭の残りは、4分の1くらい。来週あたり、第2戦を決行しようかな、と思います。

 

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