映画 ライオン・キング
昨日、映画ライオンキング字幕版を観てきました。もともと、吹き替えの声優さんによって原作の雰囲気がガラリと変わってしまうのが好きではないので、常に字幕派なのです。
毎月14日は東宝シネマズデイ。安く観られるので、お盆休みと重なって、結構な混み具合でした。でも、この作品は、子どもに大人気なので、吹き替え版の方が混むのでしょう、字幕版の席はわりと空いていました。
直前に、連れが、閃輝暗点と偏頭痛を起こし、車の中で吐いたりなかなか車から降りられなかったりで、ヒヤヒヤだったのですが、どうにか。映画の途中あたりで回復しだからようです。諦めずに観てよかったと言ってました。
劇団四季のライオンキングは、3回ほど観ましたが、それはそれ、これはこれ。
劇団四季のライオンキングは、生の人間が舞台で演じうる最高レベルの作品だと思います。
そして、映画は映画で全く別物の素晴らしさでした。
例えばアバターやハリーポッターシリーズ、美女と野獣やアラジンなどの映画は、現実には存在しない、架空やおとぎ話の世界をCGで作品化いるのに対し、このライオンキングは、CG作品ですが、動物たちもアフリカのサバンナも、全てこの世界の現実のまま。
(もちろん、動物が意思を持って言葉を話すということは現実にはないのですが)
大自然の描写は壮大で細やかで美しく、動物たちの表情や仕草とても繊細で、りりしくもあり、せつなくもあり、勇敢でもあり、悲しくもあり、フルCGだということを忘れて、現実モードのような気分になりました。
ヤングシンバは、とてもあどけなくて無垢でかわいくて。ムファサの王としての品格とシンバへの永遠の愛は、プライドランドのように広くて大きくて。スカーは、確かには悪者に違いないのだけれど、彼の邪悪さはおそらく自分でもどうしようもないもがきの結果であって。
いろいろな側面から考えさせられました。ストーリーも結末も全て知っているのに、引き込まれっぱなしでした。
それと、サークル・オブ・ライフ。
命は巡るんですね。
個人レベルの力は及ばない、個人の意思とは関係ないところで。
改めて、気づかせてもらいました。
ところで。
うちの猫。
今、大流行りの「ライオンキングごっこ」をやってみました。
きょとん、としてます笑。