猫 ダウン
うちの猫。
まだ6歳ですが、2年ほど前から腎臓のトラブルを抱えました。まず、尿道結石で排尿不能に。次に、尿管結石からの尿管閉塞を数回。そのうち、2回は開腹手術をしました。その後、腎臓に残っていた他の2個の石が尿管に流れてしまい、今も尿管の中に石を抱えたまま、経過観察をしています。そして、腎臓に嚢胞がたくさんできて腎盂を圧迫し腎機能が低下していく、多発性嚢胞腎。悲しいことに、長生きはできないだろうと言われています。
1週間ほど前の夜、猫の様子がおかしくなりました。
何度も鳴いて、何度もトイレに出たり入ったり。尿意があるのに排尿できない様子。また尿管が詰まったんだ!と、真っ青になりました。部屋の隅っこでじーっと動かなくなることも。ご飯も食べない、お水も飲まない。
痛くて気持ち悪いんだろうな…
尿毒症、大丈夫かな…
翌朝まで持ちこたえられる?
また手術になるのかな…
一晩中、ずっとかわいそうで心配でたまりませんでした。
この子も、言葉で、気持ち悪いよー、痛いよー、と飼い主に言えたら、少しは気が紛れるだろうに。翌日病院で診てもらうとわかれば、少しは安心するだろうに。
翌日、朝イチで、病院へ駆け込みました。
エコーとレントゲンと血液検査の結果、石がある尿管が詰まってたのではなく、膀胱炎を起こしているとの診断でした。また、クレアニチンと尿素窒素の値が、基準値を超えていました。つまり、腎機能が低下しているということ。
そして、脱水も起こしていて、3.5キロあった体重が、3.1キロにまで落ちていました。
何日も前から、食べる量が減っていた、もしくは食べていなかった、ということになります。義母の入院があってずっと忙しくて、家にいない時間が増えて、情けないことに、ちゃんと猫に目をむけられてなくて、気づがなかったんです。
思い返せば、数日の間、ご飯ちょうだい!と、にゃあにゃあ鳴いた記憶がありませんでした。
一日中かけてちまちまと少しずつフードを食べるタイプなので、常にフードは置きっぱなし。だから、お皿にフードがいつもあっても不思議に思わず、家族の誰かがフードあげてくれてたんだと、思ってしまって、食べてない、とは思わなかった…。
もっと早く気づいていたら、ここまで悪くならなかったのに。ほんとにほんとに、申し訳なかった。ごめんね、ごめんね、と、何度も謝りました。
猫の方は、診察台の上で、怪訝そうに先生の顔を見たり、あわよくば逃げようととしたりして、全く聞いてないようでしたが💦。
病院では、水分と栄養補給のための点滴と、抗生剤の注射をしてもらいました。そして、クレアニチンと尿素窒素の値を下げるサプリも処方されました。
その日のうちに、不快な残尿感はおさまったのでしょう、トイレに出入りすることもなくなり、少しずつ、フードも食べ始め、お水も飲み始めました。特に機嫌が悪そうな感じもありませんが、まだまだ、じっとしている時間が長いように思います。
きっと、だるさや頭痛や吐き気を感じているのでしょう。あっちが痛い、こっちが悪いという不具合とつきあいながら生きていくしかない。そして、運命の中でどう生きるか、は、各々次第。変わってあげることはできないし、とにかく、この子が少しでも穏やかに毎日を過ごせるようにしてあげようと思います。
病院には1日おきに行って、点滴と注射をしてもらっています。明日の血液検査の結果によっては、年末年始の休診日の間にも、特別に点滴と注射もしてくださるそうです。病院の先生に感謝です🍀。
このハプニング第二弾が、日常と化しませんように⛩。ハプニングらしく、ハプニングとして、終息しますように⛩。
…まだ、年賀状も書いてない…。