いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

義父が鬱っぽい…

昨年秋に胃がんの手術を受けた義父。

どうも調子が思わしくありません。

 

もともと、義父は、圧迫骨折で腰の骨が潰れていて、常に痛みがある状態でした。

それでも、痛みをこらえながら、持ち前の知性と几帳面さとまじめさでもって、食品の買い物をするのはもちろんのこと、こまめに銀行や役所の手続きをしたり、公共交通機関でジムに通って少し運動したり、スマホやパソコンに取り組んだりしていました。

 

この生活が、手術・入院で一変しました。高齢者あるあるなんですが。

 

まず、筋力低下の問題。

入院期間(しかも術後に原因不明の微熱が続いて長引いた)のベッド生活によって、全身の筋力が落ちて、腰の骨の周りの筋力もすっかり衰え、腰の痛みがひどくなってしまい、腰が痛い→動けない→腰の骨を支えていた筋力が落ちる→痛みがひどくなる→動けない、という負のループに。

 

それと、歯磨き問題。手術後に胃が3分の1になってしまったので、食事を少量ずつ、1日に5、6回くらい摂らないといけなくなりました。

ところが、腰が痛すぎて洗面所に立つが辛くて歯磨きをしたくない。食事の回数が増えると歯磨きの回数が増えてしまうのが苦痛。歯磨きのことを思うと、食事は1日3回しか摂りたくない、と言うのです。

結果、腰が痛い→歯磨きをしたくない→食事をあまり摂らない→元気が出ない→動かない→お腹もすかない→食事量が少ない→元気が出ない、という負のループに。

 

そして、外出することも減り、デイサービスで義母もいない(出かけるのが大好きで、デイサービスに週に5回も行ってる😩)部屋で、ひとりぽつんと過ごすことが多くなり…どうも、鬱の症状が出ている気配になってきました。

 

今まで何でもやりこなしてきただけに、あまりにも動けなくなった自分能力衰えが相当辛いのでは、と思います。

 

義母やダンナさんは、運動しろだの、体操しろだの、もっと食べろだの、いろいろアドバイスをしているようです。

 

でも、それができないから、本人も苦しんでいるわけであって…。動かないといけないとわかっていても動けなくて苦しんでいるのに、ああしろこうしろとばかり言われるのは、余計に義父をしんどくさせるのではないか、追い込むことになるのではないか、と、心配な思いでいます。

 

私は、あれこれ言わずに、「しんどいですね」と言って、愚痴を言わない義父から思いを引き出すように努めています。まずは、義父には、悶々たる思いを吐き出してほしいです。我慢強くいろいろ背負って、弱音を吐かずに生きてきた人だから、少しでも気持ちが楽になってくれることが先かなと思います。

 

そして、介護認定を申請し、調査員さんに来てもらうように話をまとめました。それと、週末には心療内科で診ていただくことになりました。1ヶ月くらい辛抱したら、鬱の薬の効果が出て少し気分も上向いてくると信じたいです。

 

季節だけでなく、義父の心も春めいてきますように…。

 

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この紙袋、気にいったにゃ❗️