いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

手術終了

先週木曜に、義父は、胃の3分の2を切除する手術を受けました。朝8時45分に手術室に入って、出てきたのが15時45分。準備や麻酔の関係もあるので、実際のオペ時間は、5時間くらいだったと聞いています。

 

胃の切除手術には、ビルロート法とルーワイ法の2種類があるのですが、義父の場合は、逆流性食道炎や胃が持ち上がっていることによる横隔膜裂孔などに対応するため(どうしてそうなのかの説明は受けたけど…もう復唱不能です笑)、十二指腸を行き止まりにして、胃と小腸を直接のつなぐルーワイ法でした。

 

腹腔鏡手術だったので、傷口は、開腹手術ほど大きくないので、大したことないように見えますが、やることは、お腹の中をかき回し切りまくり縫いまくっている大手術。

 

麻酔から覚めて手術室から出てきた、ベッド上の義父に、「聞こえますか?お帰りなさーい。よく頑張りましたね!」と声をかけると、朦朧として目も開かない、もちろん声も出せないけど、右手で小さなオッケーサイン👌を作ってくれました。

 

鼻や身体にたくさんの管が入って、朦朧と、術後の痛みや不具合に耐えている義父は、もともと小柄で細身なのに、もっともっと小さくなってしまったようで…。とても痛々しかったです。

 

私は、過去に子宮全摘の手術を受けました。とにかく後が痛くて、そして、長い間身体の無理がきかず、不自由しました。それでも、子宮は、感覚的にも日常生活的にも、あってもなくても同じなので、生活が大きく変わったいうことはありません。回復さえしてさえしてしまえば、何も起こらなかった、ような生活。

 

でも、義父の場合は、胃の切除です。毎日の三食に、つまり、健康や生活そのものに直接大きく関わる胃の3分の2がなくなったわけですから、日常生活が大きく変わります。

毎日6回くらいに分けて食事を摂らないといけないし、一口30回噛まないといけないし、体重も体力も大幅に落ちるとはっきり言われているし。高齢だし、本人もかなり気が重くて辛いと思います。

 

初期のガンで転移もなかったことを幸いとして、本人の頑張りと不安を、みんなでサポートしていかないといけないな、と思っています。

 

コロナの関係上、面会は原則禁止。でも、荷物の受け渡しという名目なら、1日1回1人のみで、15分なら病棟に入れます。1日おきには顔を見に行っています。

 

昨日、やっと、食事が出されたそうです。重湯とスープとヨーグルトとりんごジュース。どれか2種類だけを選んで食べてください、とのこと。

 

回復も食事も、少しずつ、少しずつ。

 

おじいちゃん、応援してるよ📣。

 

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友人からいただきました💐