いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

たまには寂しくなってもいいよね

昨日、ツクツクボウシの鳴き声を、今年初めて耳にしました。短い命の中で、ちょっと細身の小柄な身体で透明な羽を一生懸命お腹に擦りつけて鳴いているんだなあ。

毎年、この鳴き声を聞くと、ジリジリと焼けるような干物になりそうな猛暑の終わりが見えて、ほっとするような嬉しさと一抹の寂しさの両方を感じます。今日も、10月並みの気温。体調管理に気をつけたいものです。

 

昨夜、1年ぶりくらいに、東京で暮らす高校の同級生からLINEが届きました。学年のリーダー格だった男の子(といっても、もう、押しも押されぬおっさんですね)のバンドの20周年ライヴに、同級生7人で行ってきたと、写真や動画と共に報告してくれました。

秋葉原ライヴハウス。スポットライトに浮かび上がる同級生男子とバンドメンバー。客席の中で、ビール片手にこぶしを掲げて盛り上がる彼女や懐かしい旧友たちの笑顔。

 

あー。

私の世界、もう違っちゃったなあ…。

 

ふと、そう感じました。

 

大都会東京での変化のある生活。

夜に友達と出かけること。

そして、音楽やお料理やお酒や思い出話の愉しみ、時間を共有すること。

 

どれもが、以前は、私の生活に在ったもの。そして、今は、無いもの。

 

当然、友人たちも、娯楽に埋もれて遊んでばかりで生きているわけもなく、むしろ、都会ならではの世知辛さと競争にさらされて、しんどいことも多いはず。

誰でも、生きてきたなりの苦労や悩みを抱えているはず。

 

そうなんですけど。

 

少しだけ、寂しくなりました。

少しだけ、自由がほしくなりました。

 

こう感じる時があってもいいよね。

こう思う時があってもいいよね。

 

それも、私。

 

そして。

 

こう感じたなら、

こう思ったなら、

私の毎日の生活の中で、私が楽しめることやできることを精一杯やっていこう。

私が楽しいことは、私が作ろう。

自分の時間を大切にしよう。

 

さて。それなら。

まずは、LINEをくれた彼女に、動画を観た感想を返信することにしましょう。

他の旧友にも連絡してみようかな。

秋の予定、何か入れられないかな。

 

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いつだったか、見えた夕焼け。

一足先に秋🌾を味わいました。