トリプルヒヤリ

一週間ほど前のことです。団地の中のメイン道路から県道に出るために、右折のウインカーを出して、信号待ちで止まっていました。ほぼ毎日通るその信号は、半感応式。団地から出る私の車がセンサーの下に止まると、程なく、県道側の信号が、黄色に変わり、赤になりました。自分に向いた信号が青になったことを確認してから、アクセルを踏んで前に出ました。

その、1、2秒後。右から何か大きな塊が視界に飛び込んできました。

ひえっ。何？

赤信号を無視して、右からグレーの車が突っ込んできたのです。たぶん、時速40キロ以上は出ていたかと。

瞬時に急ブレーキ！相手の車は、私の目の前を、ギリギリのところで通過しました。

セーフ！

止まったあと、怖さとドキドキを抑えながら左を向いて相手の車を見ると、私の車を避けようとして、右にハンドルを切ったのでしょう、数メートル先の県道上で、車の前半分が対向車線にはみ出した状態で止まっていました。

この車とは逆向きの車線で信号待ちをしている車がたまたまいなかったので、右にハンドルを切って、私の車を避けることができたのでしょう。

このボケ！

お前の方の信号、赤だろが！

どこに目がついてんのよ！

ぶつかってたら、どうしてくれんのよ！

とでも言いたかったのですが、

（あら、オホホ😅）

路駐できる場所もないし、私の後ろには、同様に県道に右折で出ようとしている車がいたし、はあー、と大きなため息をついて、気持ちを切り替えて、運転を続けました。しばらくの間は動悸が止まらず、そのバクバクに気を取られて、自分が事故を起こすんじゃないか、と、ヒヤヒヤでした。信号無視の車って、世の中にほんとにいるんだ。そんな子どもみたいにことも考えてました。

その2日後。同じルートでその信号の交差点に近づいた時のこと。

その信号の15メートルほど手前は、ゆるい左カーブになっています。そして、そのカーブの内側には脇道があり、その脇道から出てくる車には、一時停止が義務づけられています。ちゃんと、赤の逆三角形の一時停止の標識も設置されています。

それなのに。それなのに。

一時停止をして発進、といった気配もなく、定速で、水色の軽自動車が、私の目の前に、突然、ぬーっ、と。

ひえっ。マジ？

またまた急ブレーキです。キュキューッとタイヤが鳴りました。

ふう。セーフ！

相手の車も慌てて止まり、少し引っ込みました。頭も下げてませんでしたが。

そして、昨日。

いつも行くスーパーの駐車場。進行方向の右側に、車庫入れをしている車がいました。2度の切り返しのあと車庫入れがちゃんと終わったことを確認して、私はアクセルを踏みました。ゆるゆるとその車の前を通過していた時。車庫入れをした車の、ひとつ先の枠に止まっていた車が、バックで出始めたのです。

ひえっ。

視界的に言うと、フロントガラスから見えるのではなく、自分の真横の、運転席の窓に向かって、車が迫ってくる。

シニアマークを、後ろのナンバープレートを挟んで、ご丁寧に２つも貼ってる、エンジ色の軽自動車。

め、めっちゃ、近い。

即、クラクションを鳴らしました。そして、ブレーキを踏んで止まったら、かえってぶつかるので、前方確認をした上で、アクセルを踏み込みました。

セーフ！

常々感じ続けていることですが、

駐車する時に頭から突っ込んで、出る時はバック、というのって、出庫の時、安全確認が疎かになってとても危ないと思うのです。それに、出る時にハンドルを切る場合、車の前方が動くので、左右に留まっている車にぶつかる可能性も高くなります。だから、自動車学校ででも、駐車はバックで、と教えているのです。でも、結構な割合で頭から突っ込む人がいますよね。しかも、どういうわけか、注意力の低下が懸念されるシニアの方に多い気がするのです。なんでだろう。まあなんででもいいのですが、シニアでもシニアじゃなくても、駐車は、基本通り、バックでするべきだと思います。周囲への配慮のため、などの理由で、必ず前向き駐車を！とされている状況なら、仕方ないですが、それならそれで、自分が、リスキーなことをしているという自覚を持つべきだと思います。

それと、やはり、スピードを出さないことは大切ですね。1度めの話の私の時速は、発進直後でしかも少し上り坂だったので、たぶん20キロくらい。2度めの場合も30キロ程度。だからこそ、すぐに止まれたのだと思うのです。

運転を始めて30年以上になりますが、まだ無事故です。偉そうに書きましたが、私だって自らの注意不足で事故りそうになったことも多々あります。これから、もう50台半ばですから、さらにまた気をつけていこうと思います。

さて。

…明日あたり、4回目のヒヤリがあるんだろか。

覚悟しとかないと💦

先日買ったベーグル。

美味しんいだよなあ、これ😊。