努力が報われるだけのことをしているということ
池江璃花子さんの100mバタフライの優勝とオリンピック出場権獲得、嬉しいニュースです😂。
カメラの前では常に前向きな姿勢と笑顔しか見せない彼女だけれど、その過去と背景には、私たちにはわかりえない、ものすごくいろんなことがあったんだと思います。
筆舌し難い絶望感と悔しさと理不尽さに涙してもがいて、それでも、人並外れた強固な意志を持って、一歩一歩地道に、目標も自分も見失わずに、ただひたすらにゆるがずに、並大抵ではない努力を重ねて重ねて重ね続けてこられたことが、この結果をもたらしたんだと思います。
「努力が報われる」という事象は、天から勝手に降ってくるものではなく、努力を積み重ねた人が自分で引き寄せて掴むもの。
だから、今回の優勝と五輪出場権獲得は、池江璃花子さんが、心の持ちようや体力泳力を磨き続けた結果が、最高の形で身を結んだ、ということにすぎないと思います。
要は、彼女がものすごく努力をした、頑張った、という、その事実がいかに偉大か、ということ。
もし、優勝もオリンピック出場も逃したとしても、フィニッシュしたタイムが彼女の満足できるものであったら、彼女は、あんなにまで涙して喜びはしないにせよ、きっと、違う形で、違う感覚で「このレースで、今までの努力は報われたかな、と思います」と言えたんじゃないかな、焦りも不安も感じながらも耐えて踏ん張って、砂をかむような努力を積み重ねてきた人だから、そんなふうに言えるんじゃないかな、と思います。
いつだったか、20歳になっていたかなっていなかったかという頃のインタビューで、彼女が「白血病になってよかったとは思わないけれど、ならなければわからなかったこと、なってみて初めてわかったことがたくさんあります」と話していて、立派な言葉だと思いました。自分の身に起こった災難からたくさんのことを学び取っているに違いない聡明さと謙虚さと強さを感じて、彼女なら何年かかってもきっと復活をとげるだろうと思いました。
こんなに早く実現して、本当に嬉しいです。心から、おめでとうございます🎉。体調がすぐれなかったりスランプもあったり再発の不安にかられたりすることもあるでしょうが、彼女が、自分らしく泳げる日々を重ねていけるよう、これからも応援したいと思います😃。
大好きなネモフィラ😉