いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

静かな桜道

年度末と年度始め、少し気忙しく過ごしていました。それでも、大都市のコロナ禍を思えば、穏やかに過ごさせていただいていて、ありがたいことです。

 

森三中の黒沢さん、頼み込んで頼み込んでやっとPCR検査をしてもらえたという報道がありました。

もし、頼み込もうと思わない人だったら。もし、頼み込んでも、検査に踏み切ってもらえなかったら。

それは、感染者本人にとっても、周囲にとっても、もっと悲劇的な事態につながる事態だと、容易に想像がつきます。そして、都内連日2桁感染者という事実が、こういう悲劇的な事態がすでにあちこちで起きている、ということの証なんですよね。恐ろしいことです。

 

ここまで書きかけで下書きに入れておいたところで、関東関西福岡に緊急事態宣言が出されました。

まだ詳しい報道や分析を見ていないのですが、生活がかかっている方やご不便を強いられる方のご苦労を思うと、軽々しく発言できない思いでいます。

とにかく、一人一人ができることを精一杯やっていくしか、努力の仕様がないのかな。とにかく、外出を極力しない。これを、どれだけの人が守ってくれるか。日常の全てをなんとかやりくりできるよう、お祈りするのみ。そして、人混みは、避け切れるだけ徹底的に避ける。マスク、手洗い、消毒、など、予防を徹底する。そのあとは、もう、天命と流れ任せるしかない。それがどんな過酷な流れであっても、どうしようもない。無力ですね。

 

のんきにお花見に出向く場合ではないのですが、一年という時間を待って開いた桜🌸をやはり愛でたく、うちから車で5分ほどの公園に行ってみました。こんなに近いのに、実は一度も歩いたことのない遊歩道。15分ほどでさーっと通り抜けるだけの、見上げるだけの、ささやかなお花見。歩いている方は、ほんのちらほら、程度でした。

「長時間の滞在や飲食を伴うお花見はご遠慮ください」という、自治体の看板が立てられていました。

そのルールはちゃんと遵守されていて、お昼時だったにもかかわらず、ビニールシートを広げてお弁当を食べている家族連れも、プチ宴会をしているグループも見かけませんでした。

 

桜たちは、

今年はやけに静かだなぁ…会いに来てくれる人が少なくて寂しいなあ…なんでだろう…?

と、思っていることでしょう。

 

来年の春は、日本に、お花見の賑わいが戻っきますように。

何もなかったかのように。

 

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