いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

マスコミのコロナ報道に思うこと

コロナウイルス感染が拡大していますね。私の住む市では、今のところ大きな混乱はないようです。市街中心部ではマスクをしている人も多いと聞いていますが、そこまで出向く必要もないので、おかげさまで、郊外で普通に生活できています。ありがたいことです。

 

感染された方、何かしらの症状があって自分が感染したのではないか、自覚症状がなくても自分が感染しているのではないか、自分が感染源になってしまったのではないか、と感じている皆さんは、とても大変な日々をお過ごしなのでしょう。体調も悪くしんどいだけでなく、終わりが見えなくて不安で、生活も制限されて、差別されているような経験もされたりもして、次々と連鎖的に苦しいことが増えてしまうケースが多いように思います。その方々が悪いわけではないのに、と思うと、とても胸が痛みます。

 

そして、目に見えない極微小なウイルスと最前線で対峙する医療現場の方、行政や厚労省その他自治体の方、様々な施設のスタッフの方、きっと、身を粉にしていらっしゃるのでしょう。頭が下がる思いです。

 

マスコミの報道を見ていると、なんだか

行政や現場の粗探しすることに躍起になっているような気がして、とても嫌な気持ちになってしまいます。

 

時間を割いて報道する焦点はそこでいいのでしょうか?

 

もちろん、行政は確実な対策を打ち出して実行し、各機関の連携のネットワークを確立させて、PCR検査、感染した方の隔離や治療、感染拡大の防止に尽力する義務と責任があると思います。そして、目に見えるプラス評価の結果が見えてきていないのも事実です。

 

でも、こんな非常事態では、専門家の意見などを聞いて適切な判断のもとに正しい対策を決めるよりも前に、次々の想定外のことが起こることもあるでしょう。情報の伝達が遅れることもあるでしょう。どんなに想定していても、想定外のことは必ず次々と起こるでしょう。

そんな時に、どんな国家も、どんな機関も、どんな企業も、100パーセント全てがすぐにうまくいく判断を即決して実行できるわけがないと思うのです。

臨機応変に初動を行ったとしても、それならそれで、必ず漏れや不手際はあるし、それなりの不測の事態は招きます。そうなると、きっと、「早まった判断だった、いくら緊急の判断の必要があったとはいえ、やはり精査するべきだった」と、マスコミは批判するのだろうと思うのです。

それが報道の自由であり、問題提起もマスコミの役割なのでしょうが、実際に最前線でボロボロになりながら対応にあたっている方々の心に、傷をつけているような気がしてなりません。あとから、横から、口を出して批判するのは簡単なことです。

 

個人は、自分に関係や影響がある視点や興味がある視点から事態を見てあれこれ言ったり、感情移入したりもできますが、そうあってはいけないのが行政だと思います。

個人からすれば、は?ありえないでしょ😡と感じることもたくさんあります。もっとPCR検査の幅を広げた方がいいじゃん😡と、思います。が、行政が今のやり方を選んだ理由が、素人にはわからないけど必ずそこにはあるはず。ありえないよね、これ、よくないよね、と思いながらも、その時はそう判断して決断せざるを得なかった理由が、これしか選べなかった理由が、必ずそこにあるはずだと思うのです。

 

私は、決して安倍さんを好きでもないし、ホワイトでもないと見てますが、それでも、行政の長として懸命に尽力しているのだろうと、ただ受け止めたいと思います。行政は行政なりに、精一杯頑張っているのだろう、マイナスの結果につながる選択をしたのは、どこを探してもマイナスの選択肢しかないからなのだろう、仕方がなかったのだろう、と受け止めるべきだと考えます。

 

ここまでは、昨日の昼間に下書きに書いていました。

 

ここからは、今朝書いてます。

昨夜、「全国小中高特別支援学校一斉休校」のニュースがありました。年度末の学校現場親の混乱はどうするのか、休めない親の仕事はどうするのか、と思うと、ちょっと待ってちょっと待って、突然これはないでしょ😡、と思います。かなりの無茶です。私も、私の家族も、不満はあります。

 

でも、ここまで市中感染が進んできているなら、国民一人一人が、自分も直面している問題だともっと自覚する必要があると思います。行政にはしっかり対策はしでほしい、でも、自分が痛みを伴う協力は困る、というのは、もう成り立たないところに来ている気がします。

 

誰だって、何をやっても批判しかされなかったら嫌になります。やる気もなくしかねません。行政も人間の集団です。認めるべきところは認めてあげたいと思うのです。

行政が、コロナ拡大を食い止めたいと思っていないはずがありません。素人にはわからない数多くの事情を抱えて必死にやっていることを、進展していることをもっと評価してあげてもいいのでは、と思います。

 

マスコミも、揚げ足取りや批判はしてもいいですが、それをするなら、最前線はこんなに頑張っているという報道にも、同じくらいの時間を割いてほしい。

急な休校で、学校現場や親がこんなに困っている、と、国民の不満を報道するのも当たり前ですが、同様に、その判断に至った詳しい過程や理由や、休校することによってクラスター感染が防げるメリットなど、国民が納得して気持ちよく協力していけるための事実の報道にも、力を入れてほしい。

 

そんなふうに感じます。

 

マスコミの視点は、批判と揚げ足取りと話題性に重きを置かないでほしいです。

みんなが、行政が打ち出した対策や行き詰まった現状を受け止められるような、現場のいっぱいいっぱいの事情を理解できるような、しんどい時だからこそ我慢をしあって協力しあって、目の前で今自分ができる精一杯の努力をして、事態を乗り越えていこうと思えるような、そんな視点が大切だと思います。

 

クローズアップされていることだけが事実ではないということも、忘れないでいたいと思います。

 

くどくなりました。ごめんなさい。

私見です💦。

 

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珍しく📷目線をしてくれました。

最近は元気にしていてくれて一安心しています🐈。