いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

乗り越えた

前回の記事から5日(深夜0時をまたいだので6日かな)たちました。

 

連日、病院で皮下点滴をしたこともあってか、おかげさまで、猫は、一昨日の夕方あたりから少しずつ元気を取り戻してきました😊。

 

一昨日は、それまでと同様、食べることもなく歩くこともなくずっと寝ていたのですが、その寝方が、顔を歪めてぐったりと動けなくて目を閉じているというよりは、表情が柔らかく、身体がアンモニャイトになって、ぐっすりと爆睡💤しているような感じになりました。そして、昨日から、起きている時間も長くなり、カリカリとご飯も食べ始め、トコトコと室内を歩いたり、ガリガリと爪とぎをしたり、ひょいっと椅子の上に上がったり、にゃあにゃあと鳴いてひざの上に上がって甘えたりするようになりました🍀。

 

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今日は、さらに、2階にも上がったり、出窓に上がって結露を舐めたり、ほとんど手術前の状態にまで回復してきました㊗️。血液検査の腎臓の数値も、手術前の値に戻りました。

 

身体の中でどこがどうなっているのか、という不安と、どうするのがいいのか、という迷いと、もしかしたらこのまま逝ってしまうのではないかという怖さで、いたたまれない思いで過ごす日々が続きましたが、おかげさまで、乗り越えることができました。

 

今振り返れば、病院の先生の腕や見立てと、この子の動物としての生命力を、揺るぎなく信じていればよかったのですよね。もっと毅然として、太っ腹に構えていればよかったんだなあ、と、思います。

 

弱かったんだなあ、私。

 

だいたい、人間だって、開腹手術をすれば、しばらくは痛くて痛くてたまらないはず。食欲だって、そんなに簡単に戻らなくても当たり前。まして、この子の場合は、腎臓への負担を減らすために、痛み止めの使用は最低限にしておきましょう、と言われていました。だったら、なおさら痛くて、動けなかったに決まってる💦。ぐったりとしていても、動かなくても当たり前なんですよね。

 

なのに。

 

もともと多発性嚢胞腎があり、クリスマス前から膀胱炎が一進一退、その中でわ慢性腎不全が始まっていると判明、やっと落ち着いて一息ついたら、尿管結石の炎症、手術、想像以上の予後の不調。

4週間足らずの間に、これでもかこれでもかと立て続け。

しかも、お正月の連休と成人の日の連休が重なり、すぐに病気に連れて行くことができない状況にあったこと。

さらに、言葉を交わすことができないので、どこがどう痛いのか気持ち悪いのか、どうしてほしいのかがわからなかったこと。そして、私が推測で決断しないといけないことが多かったこと。

そのために、私自身がよけいに滅入ってしまったり、不安になったりして、冷静さを失い、どんと構えることができていませんでした。

 

人間、不安が大きければ大きいほど、確定的な事実の情報と、誰かの「大丈夫ですよ」という言葉を本能的に欲するもの、手っ取り早く「安心したい」ものなんだなあとしみじみ思いました。そんなに急がなくても、「安心」は、来るべき時にちゃんと来るのに。

自分では、結構冷静なタイプだと思っていたのですが💦。本気モードのピンチに直面しないと、ほんとに冷静かどうかなんて、わからないものだと思いました。

 

猫は、メスを入れるところの周囲の毛を剃ったので、お腹がハゲてます。両手両足も、数回の採血のために小さく丸く毛を剃ったので、あちこちハゲてます。ハゲも勲章🍀。この上なく可愛くさえ見えます笑。

 

月曜に抜糸をします。

そのあとは、慢性腎不全の治療で、週に一度病院に通います。

まだまだ一緒にいられます。

 

神様、ありがとうございます。

先生、ありがとうございます。

そして、この子にも。

踏ん張ってくれて、乗り越えてくれて、ありがとう🍀。

 

今年の大吉⛩、間違いなさそうです👍。感謝です。