いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

「守られる命」への願いを込めて

公益財団法人「どうぶつ基金」の「さくらねこサポーター」に登録しました。毎月、少しずつですが、寄付をしていくことにしました。

 

どうぶつ基金は、保健所で殺処分される犬や猫をゼロにするための活動をしている組織です。むやみに繁殖させないために、野良猫や捨てられて保護された猫に対して、不妊・去勢手術を行ったり、殺処分を待つ保健所や多頭飼育崩壊の現場から犬猫を引き出したり、保護した命を里親さんにつなげたり、という活動を、行政や地域の組織、動物病院や企業やボランティアさんと協力して、日本全域で30年続けています。


たくさんの犬や猫が、人間の都合で殺処分されています。その数は年間5万匹以上。10分に1つ、命がガス室に送られ、もがき苦しんで絶えていきます。

 

悲しい数字です。命は、絶たれるために生まれ出でるものではないのに。

 

地域猫・野良猫を保護し、避妊・去勢手術を施し、地域に戻して、一代限りの命を見守る。無駄に繁殖させず、汚物や鳴き声やいたずらを減らし、今在る命を尊重し、人間との共存を目指す。

避妊手術を施された猫は、麻酔が効いた状態の時に、耳の先端をV字にカットされて、「さくらねこ」になる。この「さくら耳」によって、同じ猫を何度も捕獲して開腹・手術することが回避される。

 

この活動は、犬や猫のためだけでなく、人間の生活、良心や倫理観にとっても大切で必要な活動だと感じました。

 

殺処分される猫の7割は、子猫だそうです。

昨年、生後1ヶ月もたたない子猫3匹を拾った時、私は無力でした。溝の中で弱々しく鳴く、冷たくなりかけていた命を見捨てられなかったけれど、かといって、現実には、責任を持って育て上げられる環境ではありませんでした。

 

あの子猫たちの命と、うちの猫の命と、何が違うかというと、何も違いはありません。

でも、あの子猫たちを捨てた(おそらく)人や、拾った私にとっては、「守れない命」でした。そして、今は、友達がつなげてくれた里親さんのもとで、3匹とも「守られた命」として生きています。本当にありがたいことです。

 

結局は、人間が作る環境によって、犬や猫の運命は左右されてしまうのだと、つくづく感じさせられました。

 

やっぱり、生まれてくる命は、「殺される命」ではなく、「守られて愛される命」となってほしい(それは、他の動物でも人間でも同じです)。犬や猫の命が「殺される命」と化す責任は、人間に在るのだと思います。

 

日本中で「さくらねこ」が増えて、たくさんの「飼い主がいない猫」が人間と共存していける社会になるよう願って、協力していこうと思います🐈‍⬛。

 

2021年、できること、したいと思ったこと🐈‍⬛。まず、ひとつ、です😉。

 

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