いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

カタバミを見つめる

今日は雨模様ですが、しばらく、初夏のような気候が続きました。マシュマロのような新緑に包まれた山々と、すっきりと深くて濃い青空とのコントラストが、目に刺さるような鮮やかさでした。全てがちぢこまっていた北風の季節は、遠い遠い昔のことのよう。

 

毎日、どうにかこうにか、隙間時間を作っては、庭の雑草と格闘する日々が始まりました。そういえば、昨年の今の時期のブログにも、草取りネタをよく書いていた記憶があります。

 

玄関を開けた時、庭の木々や草の色が春の柔らかい色にじわじわと変化していくのに気づき始めた時期は、心もはずみました。この芽吹きが、自分の未来の芽やプラスの感情の芽も吹かせてくれるような気がして🌱。

 

でも、それも、最初だけ。

あれよあれよという間に、色変わり葉替わりするレッドロビンは、誇らしげな赤を通り越して暗い赤茶色になり、その根元には役目を終えた落ち葉がこんもりと。しかも、毛虫のトッピング付き。雑草たちは、大勢で競い合い。這うように広がって地を覆ったり、ほしょほしょにょきにょきと高く伸びたり。姫高麗芝はまだ冬の眠りから覚めていないので、すっかり雑草たちが王様気取りです。

このまま雑草たちを放置したら、夏になっても、芝生は脇役のままになってしまう😭。何とかしないと。このセリフ、毎年言ってます💦。

こう見ると、芝生も雑草たちも、それぞれ個性的なきれいな緑です。薄緑も、濃い緑も、白っぽい緑も、茶色がかった緑もあって、ある意味華やか?で、間に生えた苔はしっとりと柔らかで、このままでいいのかもしれないけど、やっぱりこのままではいけない。

 

今は、タネがはじける段階になる前に何とか抜いてしまおうと、カタバミに集中砲火しています。右手の小さな鍬で土をほぐしては、左手の指で根元を掴んで、根気よくじわじわと引っ張って、の、繰り返し。

 

一人でじっと土や草と向き合う時間は、一人になっていろんなことと向き合う貴重な時間にもなります。

 

昨日と一昨日は、猫があんまり食べなかったなあ。1日何g食べるか、明日はちゃんと計って、次の点滴の時に聞いてみようかな。

車の点検、先月だったのに忘れてた。今日必ず電話しよう。

歯医者、中断したままになってるけど、来週あたり行けるかな。

さっき家族から言われた捨て台詞、嫌だったなあ。いつものことだけど結構げんなりするんだよねー。長々と並べたてた愚痴のシメの言葉が、「まあ別にいいけどさ」って、投げやりすぎ。愚痴言ってもいいけど、なんでヒートアップして最後に私にあたる?「聞いてもらってすっきりしたー」ってシメられないもんかな😑。まあいいけどさ。…あれ?私も、同じこと言ってる笑。いや、言ってない。心の中でつぶやいてるだけ笑。だからいいよね。あ、今気づいた。私、感覚的に「別に」って言葉が嫌いみたい。全てを切り捨てるような、拒否するような、取りつく島がないような、冷たさがあるようなイメージ。「まあいいけどさ」なら、そこまで嫌じゃないかな。まあいいけどさ。言葉には魂あるから、大切に選んで使わないとなー。

 

…などと、カタバミ相手に脳内整理🧠。しばらくは、こんな日々が続きそうです。

 

GWのある日、薄日が差していた朝。

一晩中、風もなく、霧吹きのような雨が音もなく降り続いたのでしょう。そこらじゅうのカタバミの葉の上に、ビーズのようなコロコロと丸い水滴が、光を受けてきらきらと輝いていました。こんな光景は初めて。一瞬、一面に何が光っているのかわからず、びっくりして立ち止まってしまいました。自然の成したちょっとした芸術、ほんとに綺麗でした✨。ちょっと嬉しくなりました。

 

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