いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

22年の歳月

6月下旬になると、毎年しみじみと思うことがあります。

…しみじみ、でもないか。ああー…、程度かも。

 

今住んでいるマイホーム(建て売りではなく、注文住宅)に入居したのが、6月下旬、今の時期なのです。

 

年は、22年前の1998年。日の丸飛行隊ラージヒル団体で金メダルを獲得した長野オリンピックや、和歌山カレー事件、東京ディズニーランド15周年の年です。

日にちは、もやりん…とした記憶では6月22日とか、23日だったように思うのですが、実際はどうなんだか。ありったけの記録類をひっくり返して引っかき回して、日にちを確認してみようと思いつつ…してません…😅。

 

自分的には、当時、特段マイホームに思い入れがあったわけでもないのです。自分たちのお城を持ちたいと切に願って願って願い続けて、汗水たらして働いてお金を貯めてやっとハンコを押して購入にこぎつけた、というわけでもないのです。むしろ、状況を冷静に判断する能力も欠如し、周りからの圧のようなものに焦らされて、購入に走った感があります。

 

…なんと愚かな。

 

いくら流れに逆らえなかったとはいえ、豆腐や納豆じゃあるまいし、こんな一世一代の買い物を勢いと流れで決めていいわけはないわけで。

半世紀以上生き延びてきた今の自分なら絶対に踏み出さないと思うし、もし、自分の子どもが結婚してマイホームをこんな形で購入しようとしたら、ありえん!絶対やめとけ!と、反対すると思います笑。

 

あの時に自分たちが選んだこの運命を背負ったこの人生に対して、ちよっとした後悔もありつつも、こんな大借金を背負う賭けマージャンに近いようなスーパービッグなショッピングを決行したのは、若輩者のきらめきだったのでしょう。

 

あの当時の私たちには、これがいちばんの正解だったのだろうな、とも思います。あの時にマイホーム購入を決めてなければ、また違うタイミングで購入を悩むことになったでしょうし。人間は贅沢で、ないものねだりをする生き物なので、マイホームを持たなければ持たないで、マイホームがほしいという思いに取りつかれていたのだろうと思うし。

 

結局は、どんなことでも自分が選択したこと。そして、自分が選択したなら、それが正解!と肯定して生活していくことが幸せの秘訣なんだろうな、と思います。

 

家の中については、ここをああしとけばよかった、とか、間取りをこうしとけばよかった、とか、細かな後悔はありますが、全体的には、この家、好きです。そして、この土地のロケーションは最高に便利。ご近所付き合いも、そんなに大きく悩むこともなし。

 

いい買い物をしたなあーと、満足しています。まだローン終わってないけど💦。

 

それにしても、本当にいろいろありすぎました。定住のためのマイホームの話題と反比例しますが、結婚してからの人生で、引越し作業(家族と単身)を28回経験しました笑。ひどい時には、4年間で6回😭。引越し裏技の本を出版しなよ!と、何度友人に薦められたことか。出版してたらベストセラーになってたかしら笑。

 

今度、ファミリー歴史年表でも作成しようかな。自分の人生記録として残してときたくなってきました。いろいろありすぎて自分でもわからなくなってきているので、整理したくなってきました。それなりに一生懸命生きてきたので、わけわからないままになっているのも、自分として悔しいので、ね🍀。

 

マイホームの庭では、今年も紫陽花が綺麗に咲いています。まだ若い紫陽花なので、茎が細くて自らの重みで垂れ気味ですが、庭を華やかにしてくれています。この紫陽花は、今から20年も30年も、ここで定住してくれるのでしょう。

 

忘れがちですが、こういうことが、「幸せ」のひとつの形なんだと思います。

自戒をこめて、自分に言い聞かせたいと思います💠。

 

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