いつか海風潮騒へ

とりとめのない平凡な日常を綴っていきます。

里親さんのもとへ

友達が育ててくれていた仔猫たち。無事に里親さんが見つかり、6月の末に新しい家族のところへ巣立っていきました。友達の家にお別れに行った時には、育てていない「よそのおばちゃん」の立場でしかないのに、涙、涙、でした。

 

子猫たちは、お互いを追いかけ、おもちゃの小さなボールを取り合い、フードを奪い合い、じゃれてプロレス勝負を挑み、くっついて重なって眠り、いつもお互いを感じながら一緒に大きくなっていっていました。友達が頑張ってくれたおかげで哺乳瓶も卒業、離乳食もガツガツと笑。

子猫時代のことは記憶に残るわけでもないし、実際、ついさっきまで一緒に遊んでいた兄弟猫が急にいなくなったとしても、寂しがることも探すこともない。それが猫という生き物だと、わかってはいるのですが、小さな3匹がじゃれあう光景はたまらなくかわいかったです。

 

友達も私も、できれば3匹一緒にもらってくれる方が見つかれば、と思っていたのですが、やはり、現実にはそれは難しく、3匹別々のお宅に引き取られました。

 

友達の話によると、2匹の里親さんは猫飼育経験がある方でしたが、1匹は、初めて猫を初めて迎えるという、まだ若いお母さんだったそうで、その方の素直な一生懸命さを、とても素敵だなあと思いました。

 

いずれ猫を家族に迎えたいと思って、半年ほど前から、小学生と幼稚園のお子さんたちに命の大切さを説いてきたり。

誰にでも、「猫を飼うのは初めて」はあるわけで、その「初めて」に臆することなくまっさらな意欲で、わからないこと、準備すること、気をつけることを友達に質問してきたり。

友達が引き渡しに伺った時には、お子さんたちと一緒に選んだキャットタワーをすでに用意されていたり。

 

家族揃っての、笑顔に満ちた未来の構図があって、家族みんなで同じもの(仔猫)を見つめて感覚を共有したい。

子どもたちの健やかな成長を願ってさまざまな経験をさせたい、

そんな一生懸命さを感じて、ほほえましく、嬉しくなりました。

家族と子どもたちのために全力投球してきた、自分の若い頃の姿とだぶりました。

 

うんうん、頑張ってるね。

仔猫ちゃんたちの猫生は、まだまだこれから。

その若いお母さんの人生も、お子さんたちの人生も、まだまだこれから。

 

毎日のいろいろを一緒に経験して、仲良く楽しく過ごせますように。

 

猫といると、幸せなことたくさんあるよ🎵。

 

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